令和3年度通常総会が開催されました。
令和3年6月22日(火)午後2時から、標記総会が開催されました。
今回は、新型コロナウイルス感染拡大の防止の観点から、会員の皆様には、定款第21条に基づく書面による議決権の行使又は議決権行使の委任を主体として対応いただくようお願いし、それにオンライン開催を組み合わせて実施することといたしました。
その結果、正会員302名に対し、書面決議書提出138名、委任状提出69名、オンライン総会への出席54名(うち、オンライン出席のみ24名)となり、定足数を充たし総会が成立いたしました。
オンライン総会では、最初に栗原会長の開会挨拶があり、その概略は次のとおりです。
- 会員の皆様には、たいへんお忙しいなか、令和3年度通常総会にご出席いただき、ありがとうございます。皆様のお顔を直接拝見しながら総会を開催したいと、会場も用意しておりましたが、昨年度に続きオンライン開催となり残念に思っています。
また、書面決議書・委任状の提出により対応いただいた皆様には、たいへんお手数をおかけしました。感謝申し上げます。 - 私は一昨日、1回目の新型コロナワクチンの接種を受けました。これからワクチン接種がどんどん進んでくれば、皆様と直接お会いできる日が近づくと感じており、その日を一日千秋の思いでお待ちしております。
- 当協会は、昨年度、団体名称を全重協から全障協に変更し、新たなスタートを切りました。一年を振り返ってみますと、コロナ禍の影響がある中ではありますが、全障協として様々な活動に取り組んでまいりました。
- このうち、今年度で5年目を迎えた厚生労働省からの受託事業につきましては、昨年度、コロナ禍の中でセミナーが急遽すべてオンライン開催となり、障害者雇用相談コーナーの事業所訪問等の活動も大きく制約を受けるなど、当初想定していなかった事態に見舞われました。こうしたなか、皆様方、またブロックの皆様のお陰をもちまして、セミナーを無事すべて終了することができました。改めて感謝申し上げます。
セミナーについては、初めてのオンラインによる取組みにもかかわらず、好評を博することができました。相談コーナーの実績も、残念ながら目標に達しなかったものの、相談員の皆様方の創意工夫、不断の努力も相まって、目標の94%に到達することができました。 - 全障協の独自事業といたしまして、ブロック会議に加え、精神障害者雇用や各種助成金など特定のテーマごとに全国ベースの研究部会を立ち上げることにいたしております。そのトップとして昨年11月24日のオンライン会合を皮切りに、青年部会が活動を開始いたしました。青年部会では、事例発表や討論が活発に行われ、明日6月23日には第8回のオンライン開催が予定されています。さらに、政策提言等についての検討会も近々スタートする予定で検討されております。
これらの取組みにより、自由闊達な議論が進み、全障協の活動が一層活性化することを期待しております。 - 法定雇用率が本年3月1日に2.3%に引き上げられました。また、雇用率制度における対象障害者の範囲や長期継続雇用の評価など、国の障害者雇用施策についても多面的な検討が行われています。
加えて、厚生労働省の「障害者雇用・福祉施策の連携強化に関する検討会」のもとに、就労支援体系の在り方等をテーマとする3つのワーキンググループが設置され、全障協関係者も専門アドバイザーとして検討に参画しました。
このように、障害者雇用を取り巻く環境が大きく変わりつつあるなか、全障協としましても会員の皆様のニーズを十分に踏まえながら積極的に発言していくとともに、一層効果的な事業展開を図ってまいりたいと考えています。 - 本日の議題は、令和3年度の事業計画(案)、収支予算(案)など、全障協の事業展開の土台ともなるたいへん重要な事項ですので、皆様方の慎重かつ積極的なご審議を改めてお願いして私のあいさつとさせていただきます。
開会挨拶に続いて、栗原会長が議長に選出され議事が進められました。審議された議案は、令和2年度事業報告〔第1号議案〕並びに令和2年度決算報告及び監査報告〔第2号議案〕、令和3年度事業計画(案)〔第3号議案〕及び令和3年度収支予算(案)〔第4号議案〕、令和4年度障害者雇用施策に関する要望(案)〔第5号議案〕、理事改選(案)〔第6号議案〕であり、書面議決書・委任状提出を含めて、いずれの議案も全会一致で承認されました。
併せて、令和2年度の表彰状(優秀勤労障害者)・感謝状贈呈者の紹介が行われました。
なお、上記の議案のうち、第1号議案から第4号議案及び第6号議案に関する資料は、当協会ホームページのメニュー欄の「情報公開」をクリックすると、ご覧いただけます(項目1〜10)。また、第5号議案の要望書の内容については、こちらをクリックするとご覧いただけます。